◆七輪ロストワックス 行程 2◆

■焼成■

焼成は、原型を焼失させて空洞を作る事と、埋没材を焼き固める事が目的です。
焼成のコツは、徐々に昇温させる事です。急激な昇温による弊害の一つは、原型のワックスが沸騰してしまい、鋳肌が荒れてしまう事です。もう一つは、埋没材に亀裂が走り易い事です。

1.
2.
3.
4.
5.
6.

まず初めに木炭をガスレンジで起こします。(写真1)種火を七輪に入れ、更に木炭を加えます。

鋳型を焼き網の上で徐々に温め、天日乾燥で残った水分を蒸発させます。(30分程度 写真2)すると、ワックス原型が流れ出てきます。

ある程度ワックスが流れてきたら鋳型を七輪に入れますが、急激な温度上昇を防ぐ為に火のついていない木炭を更に入れ、その上に置きます。(焼けている木炭に直接乗せないようにする為です。写真3)

もう一つの七輪を上からかぶせ、上下の七輪の空気口を閉じて30分程度。じっくり温度を上げます。この時、種火が十分に起きていないと消えてしまいますので、注意が必要です。(写真4)

その後、上下の空気口をわずかに開いた状態で、1時間半から2時間半程度焼成します。(火の起こし方によって、温度上昇が異なりますのでケースバイケースです。)
炉内と鋳型が写真のように赤くなるまで焼成して下さい。(写真5,6)七輪炉

※非常に高温となりますので、火傷や火事に十分注意して作業して下さい。軍手は二枚重ねです。写真の七輪(上炉)は、切断してありますが、特にその必要はありません。

※焼成時の注意点は、湯口を下に向ける事です。上を向けてしまいますと、埋没材の粉や灰が湯口に入り込み、湯道を塞いでしまいます。

次へ