・暦2

掲載日:99/11/14

今回からは六曜についての解説です。別名「六輝(ろっき)」ともいわれています。先勝(せんがち)、友引(ともびき)、先負(せんまけ)、仏滅(ぶつめつ)、大安(たいあん)、赤口(じゃくこう)の六つです。

源泉は中国で、室町時代に渡来したという説がありますが、当時は今のように一般的ではなかったようです。明治5年の「改暦」のから世に出、終戦後に流行し始めて今日に至っています。

明治5年の改暦では、人心を惑わすとして、運勢の吉凶を暦に記載することを禁じられました。そこで、苦肉の策として六曜を記載しだしたのが流行の原因という説があります。この六曜は、元々、運勢の吉凶を計るには信憑性が少ない為に、改暦前においては、暦の発行者は採用せず、改暦後には、人心を惑わすことも少ないという判断から、規制されなかったとも思われています。

つまり、規制によって世に出た物であって、吉凶談義に関しては、迷信の部分が少なくないという事です。

仏滅の結婚式や友引の葬儀は嫌われますが、本来は迷信と判断しても良いものなのです。しかし、人の念というのは非常に強い力があり、信じる気持で物事が変化していく場合も少なくありません。「鰯の頭も信心から」と同様です。

次回は、横道にそれまして、人の念についての解説です。


掲載日:99/11/28

今回は、六曜から横にそれまして、人の念について掲載致します。人の念や願い、信じる心には非常に強い力があり、物理的な現象を引き起こすことも少なくありません。いわゆる超能力の類などもそうです。興味深い例をいくつか記します。

ある男性が、自身も信者であるカリスマ的な宗教家であり占術家に対して、結婚と仕事の先行きを占断してもらった所、「その女性との結婚は不吉であり、結婚すれば離婚は免れず、仕事もそれに伴い失墜する。」という占断を得ました。相談者の男性は、その宗教家を信頼していましたので、非常に悩みました。しかし、愛が勝り、結婚が成就します。ところが、男性はその占いを気に病み、「仕事が駄目になるのでは?」「離婚の可能性がやはりあるのではないか?」というように疑心に苛まされる日々が続きます。そして、やはり、その占いは的中する事となります。その後、男性は失意のもと先の宗教家を訪れますが、その時、意外な事実が判明します。結婚前の占断依頼時に、女性の生年月日と姓名を宗教家の助手に伝えましたが、その助手が誤って異なる生年月日を伝えてしまったというのです。つまり、占断自体が全く異なっていたにもかかわらず、男性の疑心が生み出した悲劇であったという事です。

このお話は、私が実際に体験したわけではなく、人づてに聞いた話ですが、このような現象は珍しいことではありません。皆さんも似たような体験をされたことがあるのではないでしょうか。諺にも「疑心暗鬼」「嘘から出た誠」などがあります。

物事は悪く悪く考えれば、実際に悪い方へと向ってしまいます。しかし、辛いことでも苦しいことでも、なるべく良く考え、前向きに考えることによって向上します。プラス指向です。それだけ人の念は強い物であり、幸運を掴み取る為の大きな武器と言えます。辛く不安があってもなるべく前向きなご姿勢を大切になさって下さい。

次回は、今回に続き人の念に関する例です。


掲載日:99/12/12

人の念には実際に強い力がありますが、次のような例もあります。

被験者が煮立ったヤカンを見せられ、次に目隠しをされます。実験者は目隠しをした状態の被験者の手に隠しておいたコップの「水」をかけます。すると、被験者は目隠しをされる前に見ていた「煮立ったヤカンのお湯」をかけられたと勘違いし「熱い!」と感じます。正確には、脳が「熱い」と誤認します。そこまでは、心理的なトリックで、手品と同じような方法ですが、本当に火傷を負ってしまう場合があるという事です。

視点を変えてみれば、思い込みの激しさによって出来そうにないことでも、念じる力によって出来てしまうという解釈も出来ます。自分を信じて「私は出来る!」と思い込んでしまえば、成功は導かれると思います。

仏像や御神体にも同じような事が言えます。元々は何の変哲も無い仏像や鏡なども、長い年月に渡り、多くの人が願をかけたり、参拝したり、祭る事によって、人の念が注入され、本来は無機質であったはずの仏像などが霊力を持ちます。皆さんも、古く由緒ある仏像などを見た時には何か「ピン」と来る物をお感じになった事があるのではないでしょうか。

このように無機質に注入された人の念を誰しも活用できます。いわゆる「ジンクス」です。ここ一番の時には「あの洋服」、辛い時には「あのCD」といった具合に心の拠り所を持つ事も良い方法です。それにすがりついてしまえば本末転倒となってしまいますが、自分を奮い立たせる事が出来るジンクスなどを持たれてみてはいかがでしょうか。お守りなども有効ですし、水晶などの「石」も有効です。それらは人の念が注入されやすく、ご自身の念がご自身にとっての武器となる事でしょう。

次回からは六曜に戻ります。


掲載日:99/12/26

今回より、六曜の解説に戻ります。本来は、迷信と判断してよいものなのですが、一応、その吉凶に関して解説させていただきます。

先勝・・・午前中は吉。午後は凶。この日は、何事も早めになすことを喜ぶ。先手必勝。/友引・・・葬式・法事を忌む。結婚式は「友を引く」ので、吉。午の刻(AM11:00〜PM1:00)のみは凶で、その他は吉。/先負・・・先勝の反対で、午前中は凶で、午後は吉。「先へ行けば負ける」ということから、商談やお見合いなどを嫌う。/仏滅・・・凶日。祝い事、法事を嫌う。但し、葬式は嫌われない。何事も慎み、この日より何事かを始めるのを嫌う。/大安・・・仏滅の反対で吉日。祝い事や喜び事に喜ばれる。結婚式は顕著。/赤口・・・朝夕は凶だが、午の刻(AM11:00〜PM1:00)のみにかぎり吉。祝い事には凶。赤と血を結びつけ、切り傷に注意したい日。

以上が、吉凶についてです。

六曜は現在のカレンダーではなく、旧暦(太陰太陽暦)に対応しており、次のような一定の繰りがあります。

先勝ー正月・7月の朔日(新月)
友引ー2月・8月の朔日
先負ー3月・9月の朔日
仏滅ー4月・10月の朔日
大安ー5月・11月の朔日
赤口ー6月・12月の朔日

以上のように循環します。たとえば、旧暦の正月の一日は、必ず先勝から始まり、翌日は友引、先負と循環します。前月の末日が何であっても上の決まりで循環します。

以上で六曜は終わりとさせていただき、次回より、新暦と旧暦の違いについてお送りいたします。


掲載日:2000/1/9

今回は新暦と旧暦の違いについて解説致します。

現在用いられているカレンダーを新暦といい、太陽の運行を基準にしています。地球の公転周期とカレンダーの1年が一致します。一方、旧暦とは基本的に月の運行を基準にし、それに太陽の運行を加味して作られています。厳密に言いますと、暦は次の三つがあります。

●太陰暦・・・月の満ち欠けのみによって暦を繰り、太陽は一切考慮しません。イスラム暦です。アラビア圏では今も守られています。新月(朔月)から次の新月(朔月)までを一ヶ月(一朔望月)とします。月の公転周期が平均約29.53日(正確には一定していません)ので、太陽暦と比べると1年は約11日短くなります。欠点は、暦の上の日付と季節がずれてしまうということです。
●太陽暦(新暦)・・・正確にはグレゴリオ暦といい、ローマ教皇グレゴリオ十三世が制定しました。一年を365.2425日とし、地球の公転周期(一太陽年 365.2422日)とほぼ一致しますので、もっとも正確な暦であり、世界的に波及しました。これを新暦といいます。
●太陰太陽暦(旧暦)・・・日本では明治五年の改暦まで用いられていました。基本的には月の運行をもとに繰られた「太陰暦」が基本ですが、太陰暦では暦と季節がずれますので、太陽暦(新暦)の要素によって補われたものです。月の周期は約29.53日ですが、旧暦では一ヶ月を29.5日とし、「大の月」が30日、「小の月」を29日としました。暦の月の欄に「大」や「小」と書かれています。29.5日を一ヶ月としますと、一年は約354日となりますので季節がずれます。そこで、「閏月」を設けました。おおよそ、19年に7回の閏月を設けることによって暦と季節のずれを修正しました。これを旧暦といいます。

次回の掲載内容は未定です。

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