◆家相◆

相という言葉はよく耳にしますが、実際には複雑な部分が多く、制約も多いものです。
例えば、北向きや鬼門の玄関は凶。家の中心にある階段や吹き抜けは凶。廊下の突き当たりにあるトイレは凶。などとあげればきりがなくなってしまいます。そして、現在の我が国の住宅事情を考えれば、完璧な家相の住宅というのは皆無に等しいといっていいでしょう。ですから、全ての事柄に対して神経質にならずに、要所要所を押さえる考えが大切になってくるといえます。どのような要所を押さえれば良いかの代表的な事柄を以下に記しますので参考になさって下さい。

一の事柄は「欠け」です。「欠け」とは住居の一部が切り取られたようにへこんでいる事(欠けている事)で、家の形が、真上から見て正方形や長方形を良しとし、真上から見て一部がへこんでいたり、U字型やL字型、凸型、凹型を悪しとします。
欠けた部分の方位がどの方位なのかによって、健康運や金運、家族の誰かに悪影響が出るといわれています。

全に改善するには、改築が一番なのですが、簡単に出来るわけではありませんので、風水では「欠け」に植木を植える事を勧めているようです。しかし、植物との相性には、個人差があるといわれていますので、万人にとって植物が吉作用を及ぼすものではないはずです。ですから、安易に植物を植えずに、日曜大工レベルの簡易物置や屋根、塀などで「欠け」を補う事が良いといえます。
又、後記の「鬼門」に対する悪気を払う方法も有効です。

玄関が後退している為、凶相と見ます。

玄関の吉相
宅の一部をガレージにした場合も「欠け」と見まが、一階全面が駐車スペースの場合は「欠け」とは見ません。但し、一階全面が駐車場の場合も吉相とはいえません。
又、天窓も欠け同様に吉相とは言えません。

二の事柄は「鬼門」「裏鬼門」です。「鬼門」とは「北東」を指し「裏鬼門」は「南西」を指します。「鬼門」や「裏鬼門」というのは、「陰」と「陽」の切り替わり地点なので「気」(天地のエネルギーや波動)が乱れやすい方位といわれています。乱れやすいが故に、悪気や邪気などが溜まりやすく、字のごとく鬼や幽霊が付け入る方位ともいわれています。ですから、家の中心から見て「鬼門」や「裏鬼門」にトイレや玄関がある場合は、家相にとってはマイナスの作用があるといわれています。(実際の家相の善し悪しは、その他諸々を加味した上で総合的な判断をしますので、端的な要素だけでは一概には判断できません。)神棚や子供部屋なども凶といわれていますので、移動できるものは移動すべきですが、そうでないものは次に記す方法を実行されると良いでしょう。
その他の凶相

一、「鬼門」「裏鬼門」にトイレや玄関がある場合や「欠け」には次の方法が有効です。
1.常に清潔を心がける
2.風通しを良くする
3.ライトアップなどで明るくする
4.魔除けや方位除けの御札を貼る
5.盛り塩をする 6.お香やアロマ、ポプリなどで良い香りを立てる
7.明るい色使いの絵画や造花などを飾る。
8.トイレへ月に一度程度「酒」を撒く。(コップに一杯程度です。撒き終えたらきれいに拭き取って下さい。)
以上の方法が悪気を払うといわれています。
又、キッチンやバス、トイレなどの水回りに観葉植物やサボテンなどの「植物」を置く事は、悪気をため込むといわれていますので、避ける事が必要です。
寝室の鏡も凶といわれていますので、もしあるようでしたら、壁に向ける事や布をかけるなどして鏡面を見えなくする工夫も有功です。(就寝中に体が鏡に映り込む状態の場合は、リラックスを得にくい傾向があります。)「欠け」「鬼門」「裏鬼門」に問題が無くとも、家の四方への盛塩を定期的に行う事も家相の強化になります。

陽五行説を人の老若に当てはめれば、若年者や中年者を「陽」とし、壮年者や老年者を「陰」としますが、陰陽を方位に当てはめれば、陽は「南」「南東」「東」があたり、陰は「西」「北西」「北」があたります。残りの「北東」「南西」は鬼門と裏鬼門といい、陰陽が交わる「気」のバランスを崩しやすい方位です。
この法則を家相に当てはめて考えると、家の中心から見て、子供部屋は「南」「南東」「東」を良しとし(積極的すぎる子供は「南」は良しとせずに「北」を良しとします。)壮年者や老年者は「西」「北西」「北」を良しとします。「北東」(鬼門)は誰にとっても多少の凶意がありますが、子供部屋は特に凶意が強くなります。
位の見方・取り方・・・各方位は八方位に分割されますが、「移動」の方位と「家相」の方位は異なります。又、家相学上の真北は、建築図面の真北とも異なります。詳しい方位の見方については方位の見方・取り方をご覧ください。

もそも、家相学においての「家」というのは「城」や「都」と同様に解釈するものです。ですから、「欠け」のように中心(玉座)に対して防御が薄い部分は、弱点になりますので凶意が大きいと解釈できます。又、窓が多すぎれば、やはり外的の侵入を許しますので凶ですが、窓が少なすぎれば、採光や風通しが悪くなりますので、家の中の「気」が腐ってしまいます。参考とするのならば、西洋的で前衛的な建築様式はなるべく避け、古くから伝わる日本の風土に適した住宅が家相学上では最も良いといえます。畳や障子、和室の色使いその他諸々です。
又、北東や南西などの「鬼門」「裏鬼門」は外敵や鬼、邪が攻め込んでくる方位といわれ、忌み嫌われており、平安京や江戸の町でも「鬼門除け」といった呪術的作用のある城作りや都作りがされてきたようです。「家」においては、トイレや玄関を「鬼門」「裏鬼門」に配置する事を避け、常に清潔を心掛けるのが大切です。

相学については、複雑な部分が多く、上記以外の事柄によっても悪作用を受けてしまう場合もあります。家相についてのご相談は、建築図面などをお寄せいただければ、家相の強化法などを模索致しますので有料鑑定又はメールにてご相談下さい。uranai@aiteikan.com

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