◆移転◆

位学では、移転や転職等「移動」による吉凶作用は非常に大きいといわれています。吉方位への「移動」は開運につながり、凶方位への「移動」は原因不明の災厄につながるとされています。又、「移動」に適した時期というのもあります。運勢的に停滞している時期に環境を大きく変える事は、心身ともに負担が大きいのと同様に、運勢的なバランスも崩しやすくなるようです。更に、移転先の土地・建物の形状や因縁、家相なども考慮に入れる必要もあります。移転によって開運につながる方法があるわけですから、ぜひ、よい方位をとって移転すべき・吉方位のエネルギーを取り入れるべきといえます。
かし、移転という事柄自体、経済的にも労力的にも非常に負担が大きいものです。方位、時期、転居先の土地その他諸々の事柄を全てクリア出来る可能性は、実際には不可能に近いほど困難なものです。ですから、ある一定の段階までは細心の注意を払い、やむを得ず目をつぶらなくてはならない事柄に対しては、何らかの対処策を講じる姿勢が、「現実的で有効な方位学の活用法」といえるでしょう。
は、どのような事柄について注意すべきかをその度合い順に記します。又、やむを得ず、目をつぶらなくてはならない場合の対処策もあわせて記します。
一の要所としてあげられるのは、ご本人の年回りと方位です。運気の良い時期(世帯主を基本視します。)に良い方位へ移転をすれば、家相その他に問題があったとしてもある程度、凶意が押さえられます。又、良い時期と良い方位へ動けたのならば、運気の後押しが得られますので、家相に問題があったとしても、改築などによって、凶意を改善できるチャンスも巡ってきやすいといえます。
期や方位は、専門家に算出してもらうのが安全ですが、書籍などで調べる事も可能です。どうしても良い方位での理想的な物件が見つからない場合は「方違え」や「方位除け」等の、方位の凶作用を緩和させる方法もありますので、必要以上に神経質になるのは、「疑心暗鬼を生ずる」と同様でかえって逆効果です。
但し、方位や時期には当然、吉凶度合いの強弱がありますので、著しく凶意が強い場合は、やむを得ず見送る事も考えに入れるべきでしょう。
※「方違え」・・・目的の移動先が凶方位に当たる場合は、一度吉方位へ移動し、そこから目的地に向かう事です。数ヶ月間、あるいは数週間、吉方位へ宿泊すれば凶作用は薄れるといわれています。45日、60日、90日、120日などいろいろな説があります。数日でも無駄ではなくて、多少の効果はあります。
※「方位除け」・・・神社仏閣においての厄除け同様の祈祷です。大きな神社仏閣において\3,000程度で請け負ってくれます。お札(ふだ)を頂けますので、移転先の住居へ貼ると良いでしょう。

二の要所は、土地や建物の因縁です。 過去に事件や事故、自殺者など有無を調べる事が重要です。(近所の方のお話や図書館、郷土史料などで調べる事が可能です。)
以前、思わしくない事柄が起こった物件は、「悪気」「邪気」などが溜まっており、「精気」が澱んでいますので、そこに住む人への凶意があるといえます。又、心霊的な現象も起きやすいと考えられますので、なるべく避ける事をお勧め致します。 沼や池を埋め立てた土地、山を切り崩した土地なども吉とはいえません。
  対処策としては、神社の神官や寺院の僧侶などによる「お祓い」や「お清め」が有効でしょう。場合によっては、神官、僧侶の両者に数回にわたって依頼すべきでしょう。(注意しなくてはならないのは、神官や僧侶による「お祓い」や「お清め」を行えば絶対に安全と考えてはならない事です。なるべくなら避ける方向が基本となります。)

三の要所は、土地の形状や建物の形状です。土地の形状は正方形や長方形を良しとし、三角地や多角形で複雑な形状は悪しとします。建物の形状も真上から見て正方形や長方形を良しとし、真上から見てL字型やU字型、凸型、凹型は悪しとします。風水学には「四神相応」という言葉があり、土地や建物を取り巻く東・西・南・北の四方位が四神に守られた地形を吉相と呼びます。(実際には「龍脈」といって大地のエネルギーを重視します。)それら、土地や建物の形状が「素直な形」をしていなければ、大地の「気」「エネルギー」に歪みが生まれますので、凶となります。
対処策を記します。
・マンションなどの共同住宅・・・集合住宅の場合、基本的に土地全体や建物全体から受ける影響は少ない傾向があります。もちろん、ゼロではありませんが、一戸建てよりも悪い影響は少ない傾向があります。自分の「部屋」の家相が吉ならば問題は生じにくいです。
・一戸建て・・・土地の形状に問題があるならば、建物を土地の形状と同じにせず、正方形や長方形の建物を建てるべきでしょう。又、既に建っている場合は家相をご覧ください。

四の要所は、建物全体の玄関です。マンションやアパートなどの共同住宅は、建物全体の玄関(エントランス)がその建物全体の「中心から見て北東」にある場合は避けるべきでしょう。「北東」は「鬼門」といわれ、「鬼の付け入る方位」といわれ、陰陽の交差する不安定でバランスの狂いやすい方位です。「気の流れ」や「大地のエネルギー」「波動」などが不安定になりますので、「悪気」「邪気」の入り込みやすい方位です。その「鬼門」に玄関や出入り口があれば、鬼や邪を手招きしているようなものですから、当然、運勢的にもマイナスになります。対処法としては、常に清潔を心掛けるのが第一ですが、詳しくは家相をご覧ください。

転の日・・・移転には良い日取を見る必要もありますが「移転の日」とは、その土地の「気」と「水」と「風」に触れ始める日でありますので、賃借契約書での入居日ではなく、家財道具を運び込む日でもありません。要するに「寝起きをし、食事をし、入浴をし始める日」でありますので、もし、引越業者の都合がつかないようでしたら、先に荷物だけを運び込んでから良い日に移転する方法や毛布と洗面道具だけを持って先に生活をし始め、そして、後から家財道具を運び込む方法などが上げられます。つまり、その日から1.食事2.入浴3.就寝を始めれば良いというわけです。

の他・・・移転の手続は市区町村役場に転入転出届を行いますが、神社仏閣へも同様に挨拶参りに行かれる事も良いようです。現在お住まいの地域の神社仏閣へ「お世話になりました」という挨拶参りをし、新しく入居する地域の神社仏閣へ「よろしくお願いします」という挨拶参りをする事が神仏の加護を得られる要因になります。
のような入居の作法も有効です。
1.「塩」 2.「魔除けのお札」 3.「水」を用意します。
「塩」は、スーパーマーケットなどで天然塩や粗塩を1kg程度買い求め、新入居先付近の神社へ持参します。参拝する事によって「清き塩」と成し、持ち帰ります。「魔除けのお札」は、新入居先付近の神社にて求めます。同時に、手水舎の清き「水」を10〜20cc程度もらい受け、持ち帰ります。次に、入居先の家(マンションの場合は部屋の)の四方に前記の塩を盛り、水を撒きます。(塩は一つまみ程度。水はキリスト教の神父が聖水をふるように数滴でかまいません。)魔除けのお札は玄関の外に向けて、比較的高い位置に貼ります。
※以上のような行為が「結界」を張る事となり、邪を払います。塩や水は入居時だけでなく、定期的に用いたり、なんとなく部屋の空気が重い時などに用いると有効でしょう。又、玄関の外への盛塩(料亭や神社等で見かける門の両側に置かれた塩です。)、バス、トイレ、キッチン、等の不浄や水回り、火回りに「清き塩」を置く事も良いでしょう。(毎日でも。)
※1.の「清き塩」は葬儀などでの「お清めの塩」と同じ意味があり、更に清き性質がありますから、例えば体調が悪かったり、なんとなく嫌な感じがした時には肩や背中などにふりかけたり、一つまみお守り袋に入れて持ち歩くなども有効のようです。
※神社仏閣には善し悪しがあるもので、良い神社仏閣とは1.参拝者が多い 2.手水舎が枯れていない 3.良い匂いがするなどです。前記の正反対の場合や直感的に嫌な感じがする神社仏閣には近寄らない方が良いでしょう。
位の見方・取り方・・・各方位は八方位に分割されますが、「移動」の方位と「家相」の方位は異なります。又、家相学上の真北は、建築図面の真北とも異なります。詳しい方位の見方については方位の見方・取り方をご覧ください。
転や転職等の「移動」の良い時期や方位については、ご本人の生まれをもとに算出致しますので、ご希望の方は有料鑑定又はメールにてお寄せ下さい。uranai@aiteikan.com

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